某アパレルショップ店長のゆるゆるブログ 第2話「電話が嫌い」の巻
私は電話が苦手である。
耳もとで人の声がするだけで気分が悪くなる。
それなのになんということだ、
今朝の業務メールに電話営業の指示が出されてるではないか。
電話営業なんてしたことない、初めてだぞ。
どうやら自社商品を幅広く知って頂くため
介護施設や老人ホームに営業電話をかけ
カタログ発送と訪問許可のアポイントメントを取れ、といった案件のようだ。
なんてめんどくさいんだ。
確かに自店はカジュアル品以外に寝具や肌着、履物といった日用衣類も一通り取り揃えている。
サイズ展開も豊富で需要があるのは確かなのだが、
基本ゆるゆる仕事をしたい電話嫌いの私にとってこの案件は苦痛でしかないのである。
正直無視したいのがそこは悲しいサラリーマン、会社の指示には従うしかない。
意を決し一件目の施設へ電話を入れた。
結果はもちろん成果なし、無事失敗に終わった。
なれないことをするものではない。
額には脂汗、動悸で手は震え緊張で口の中は乾きっぱなしだ。
その後も施設等への営業電話を続けたのだが、結局期待通りの回答は得られなかった。
営業課のお偉い連中よ、こんな無茶ぶりはやめてくれ。
今日で増々電話嫌いになった店長なのであった。