某アパレルショップ店長のゆるゆるブログ 第6話「経営不振」の巻
最近お店の売り上げが著しくない。
確かに月首辺りは日中暑く、
「アウターもセーターも着るにはまだ早いよなぁ」などと思っていたら先週ついに寒波到来。
事前に気象情報で情報を知った私はこのタイミングに賭けた。
2階の格納庫へ上がり、厚手の商品をすべて売り場におろし、週末の寒波に備え夜遅くまで準備したのだ。
しかし、売り上げは変わらなかった。
どうも流れがよろしくない。
というよりも、
お客さんの洋服の買い方が変わってきている気がする。
以前はシーズンの立ち上がりにアウターを購入したお客さんは当然のようにアウターに合わせたインナー、デニム、小物といった具合に関連アイテムを必ず購入してくれたのだが今年は違う。
どういう事かというと、
去年買った商品に合わせてアウターを購入したり、今はいてるデニムに合うインナーを購入されたり
要は現状の持ってる洋服に合わせ、必要最低限の品しか買わないケースが多くなってきている。
こうなると1品単価、点数比、客単価全て厳しくなる。
そうすると売上高もダウンだ。
消費者の心理としては10月からの増税や海外からの輸入規則等でなるべくお金を使わず生活する、という思考に変わりつつあるのだろうか。
それともお店のコンテンツ力が弱いからか?
赤字の目立つ貸借対照表(バランスシート)が弱気な私を睨みつけている。